今回は2017年の年の瀬に、近畿圏の某所から青春18切符を用いて京都府・兵庫県の丹波・但馬エリアを中心に観光してきたので、その内容について取り上げようと思います。朝早くから夜までの長いプランですが、めちゃくちゃ移動時間が長く、観光してる時間よりも鈍行列車の中で過ごす時間のが長かったです…。まあ、これも18切符旅行の醍醐味ですね。
城郭、ラーメン、美しい景観を持つ街並み、お蕎麦などなど、多種多様な見どころやグルメを堪能してきました。そんな魅力いっぱいの丹波・但馬エリアについて、この記事を読むことで多くの人に知ってもらい、訪れてくれたら嬉しいです!
丹波・但馬エリアについて
「丹波」は旧国名の一つであり、おおよそ現在の京都府中部、兵庫県北東部、大阪府北部に相当する地域であります。また、「但馬」は現在の兵庫県北部あたりを指します。このエリアは山陰道に属しており、京都の北西の出入口に当たる地理的条件から、各時代の権力者から重要視されてきました。
行程
関西某駅⇒(JR)⇒福知山駅→福知山城→[昼食:ソミーズ]→福知山駅⇒(JR)⇒豊岡駅⇒バス⇒出石市内→出石城→[昼食:近叉]⇒バス⇒豊岡駅⇒(JR)⇒関西某駅
ひたすらJR福知山線・山陰本線で北へ北へと進んでいくルート。思ってたよりも乗車時間が長く、何度特急・こうのとり号に乗りたいと思ったかわかりません…。今回は雪がぱらつくなかの旅行となり、特に但馬の小京都として知られる出石では非常に風情ある光景が見ることができました。また、車窓から眺める雪景色もよきものでした。
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旅行レポート
近畿圏の街からJR福知山線で福知山駅までやってきました。参考までに、大阪駅から福知山駅まで在来線で2時間半弱ほどかかります。
福知山城
列車に揺られること約3時間、福知山駅に到着しました。駅がかなり広くて綺麗で感動しました。(写真がないですが、、、)そして、駅から外に出ると、、めちゃくちゃ寒い!!!内陸の町だからか底冷えしている感じがあり、体の芯まで冷え切ってしまいそうでした。福知山城まで駅から徒歩15分程、体を温めがてら歩いていきます。
福知山城に到着!ひときわ高いところにそびえ立っているお城であり、城郭まで辿り着くには階段を登る必要があります。
残念なことに、私が訪れた時には年末年始で休業していました(涙)。休業中でもこの写真が撮れるところまで来れたのは逆にラッキー。でも、お城の中に入ることができず残念。リサーチ不足でありました…。中には入れませんでしたが、城郭からは福知山市内を一望でき、非常に良いロケーションを楽しむことができました。
ちなみに、福知山城は、天正8年(1580) ごろ、丹波平定に成功した明智光秀が丹波の拠点として新たに城を築いたのが始まりとされています。
明治時代のはじめに廃城令で取り壊されてしまい、 石垣と銅門番所だけが残されていましたが、市民の瓦1枚運動などの熱意によって、3層4階の天守閣が、 昭和61年 (1986) 11月に再建されたそうです。(福知山観光協会HP)。福知山市民の願いがこもったお城であることがわかります!
福知山城
入館料金:大人 320円 小・中学生 100円
※障がい者料金もあります。詳しくはこちら。
入館時間:9:00~17:00(入城は16:30まで)
休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
12月28日~12月31日、1月4日~1月6日(年によって変動あり、詳しくはHPへ。)
Somie’s(ソミーズ)
お昼ご飯は福知山屈指のラーメンの名店と評判のSomie’s(ソミーズ)。開店10分前ぐらいには着きましたが既に行列ができる人気ぶりでした。
かなりアメリカンな外装をしています(笑)。内装も非常にインテリアに凝っている感じで店主のこだわりが垣間見えます。
このラーメン屋さんは非常に多彩なメニューが揃っており、すごく何を食べるか迷いましたが、、、今回はとりとんラーメンを注文。
これはめちゃくちゃうまい!!!
鶏ガラと豚骨が絶妙に配合された鶏白湯スープに全粒粉入り麺が絡まりあい、もう最高です。こってりしているもののくどさは全くなく、どんどん麺をすする速度は増すばかり。そして、二種類のチャーシューはまさに舌がとろけそうな一品。福知山まで来た甲斐があったと胸を張って言える絶品でした!
このラーメン屋さんは他にも多種多様なラインナップが揃っており、この店に通うことができる福知山市民がめちゃくちゃ羨ましい限りです!最高の一杯をありがとうございました!
店舗情報
店名:Somie’s(ソミーズ)
住所:京都府福知山市駅前町24
TEL:0773-23-5551
営業時間:11:30~13:45(L.O)(スープがなくなり次第終了みたいなので注意!)
定休日:火・水曜日 不定休の場合あり。ブログで確認必須です!
お店のブログで詳しい情報などが見れます。
出石
ラーメンを食べた後は出石へと向かいました。まずは、福知山駅から再び鈍行で豊岡駅まで向かい、一時間強程度電車に揺られ続けました。北上するにつれて雪の量がかなり多くなってきました。
豊岡駅から出石まではバスで30分程度です。
時刻表はこちら。(2018.3.11現在)
バスから降りて出石散策開始です。出石は但馬の小京都と呼ばれる街であり、非常に風情があります。小雪がちらついており、いい雰囲気です。
出石のシンボル的存在である辰鼓楼(しんころう)。辰鼓楼は明治時代初期に完成されており、札幌の時計台と並び、日本最古の時計台とされています。
街並みを散策した後は出石城へと向かいました。
京都の伏見稲荷を彷彿とさせる、ずらっと並んだ鳥居。階段をどんどん登っていきます。
出石城も福知山城同様、廃城令により取り壊されおり、はっきりとした城郭は残されておりません…。
出石の城下町を見下ろします。雪に彩られた城下町もいいですね。
近又
なんと本日二度目のお昼ごはんです!(笑)出石といえばやっぱり出石そば!これを食べずには帰れません…!
出石にはたくさんの出石そばのお店がありますが、今回は近又へと訪れました。
手打出石皿そばのコシのある確かな歯ごたえと、三たての味、「引き立て」「打ち立て」「ゆがきたて」と、長い伝統の味を頑なに守りつつ、手打ち出石皿そば一筋で一生懸命おもてなしをしてくれるお店です。
お品書きは「手打ち出石皿そば」これだけです。
いやはや、頑固というかすごいこだわりを感じさせます…。というわけで私も当然「手打ち出石皿そば」をいただきました。
写真の通り、一口強サイズのそばがお皿に載っているのが特徴的。塩をかけて食べたり、つゆをつけたり、卵を絡めたり…と色々な楽しみ方ができます。
気になるお味ですが、、、めちゃくちゃうまい!一皿二皿三皿と、どんどんどんどんなくなっていきます!!!香りとコシが絶妙であり、並々ならぬこだわりを感じずにはいられませんでした。特につゆとおそばのハーモニーはサイコーとしか言いようがないです!基本的には素朴で淡白な風味ですが、そこから口の中に広がる味覚は、さながら真っ白なキャンパスに思い思いの素敵な色を描いた感覚でした。
ちなみに、出石の皿そばはお皿を積み上げて、箸の高さになるだけの枚数を食べるとそば通認定されるようです。このお店では、男性大人20皿、女性大人20皿、お子様15皿(小学生以下)を完食することで皿そばの証がもらえるそうです。
さらに、皿そばの証を5つ集めて持参すると一年間無料のそば通の証がもらえるそうです!
さらにさらに、男性大人50皿、女性大人40皿、お子様30皿(小学生以下)を完食することで、そば通の証がもらえるそうです!
さらにさらにさらに、10分以内の完食で永久無料、60分以内で1年間無料になるそうです!
これは大食いに自信のある人は是非積極的に挑戦してほしいところです!ちなみに私は20皿はいけそうかなあとは感じますが、50皿はとてもとても無理だ…という印象です。。。
店舗情報
店名:近又
住所:兵庫県豊岡市出石町本町99
TEL:0796-52-2268
営業時間:10:30~15:00(売り切れ次第終了みたいなので注意!)
定休日:HP上で随時更新されています。
お店のHPで詳しい情報などが見れます。
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残りの時間はお土産店や街並みをぶらぶらして、豊岡駅までバスへ移動し、関西某地までひたすら長時間の鈍行で帰りました。ちなみに豊岡駅から大阪駅まで4時間強かかります・・・。お金があればこうのとり号に乗るのが賢明かもしれません・・・。
まとめ
旅程中、9時間強が移動時間というよくある18きっぷ旅行の感じにはなりましたが、結構色々回れたんじゃないかなあと思っています。福知山城の城郭からの光景や絶品ラーメン、但馬小京都・出石の風情ある街並みと出石そばなどなど、文化的にもグルメ的にも満足できました!
丹波・但馬エリアはわりと通過点になりがちだったり、そもそもこっちの方面に行かなかったりで、なかなか訪れる機会は少ないのではないのでしょうか。この記事を読んで少しでもこのエリアを楽しんでくれる人がいたら嬉しい限りです。それでは18きっぷ旅行記でした!