今回は一泊二日で福井県をドライブしてきました!一日目は福井県美浜市を起点として一般道で日本海沿いを北上し、あわら温泉の旅館で宿泊、二泊目は福井市およびその周辺を観光するといった行程になりました。
天気がころころ変わりやすい春先ですが両日ともばっちり晴れてくれたために、果てしなく広がる日本海や東尋坊から望む夕焼け、遠景には雪を被った白山連邦を見渡せたりと大いに自然を満喫することができました。
自然の他にも永平寺や恐竜博物館などといった文化的観光スポットも楽しむことができ、福井県を大いに味わい尽くしたといえる旅行となりました。福井県に旅行にでも行こうかなって思っている人、是非この記事を参考にしてみてはいかがでしょうか!?
福井県について
福井県は、中部地方・北陸地方に分類された、日本海に面する県であります。日本海側気候に属するため冬はしばしば豪雪に見舞われる場所であります。
残念ながらそれ以外にあまり大きな特徴をあげることができない県でありますが(福井県の方、本当に申しわけありません)、グルメが充実しており自然豊か、観光地も盛りだくさんと実はとても素敵な場所なのです。
行程
[一日目] 明鏡洞→熊川宿→[昼食:日本海さかな街]→越前海岸→東尋坊→[夕食①:楊々餃子]→[夕食②:なん・なん亭あわら本店]
[二日目] [朝食:ユトリ喫茶]→永平寺→恐竜博物館→一乗滝→[昼食:ヨーロッパ軒]
移動手段はすべて自動車です。福井県を存分に満喫するためには自動車で回ることを強くオススメ致します。。。
旅行レポート
関西某所からまずは福井県高浜町にある明鏡洞へと訪れました。高浜町は福井県の西部に位置する町です。京都・大阪方面からは比較的アクセスが容易でしょう。
明鏡洞
舞鶴若狭自動車道・大飯高浜ICから車で20分程度に位置する明鏡洞。明鏡洞は室町時代に築城されたといわれる高浜城跡に作られた城山公園の中になります。公園内には日本海の荒れ狂う波によって形成された8つの洞窟がありますが、そのなかで最大のものが明鏡洞になります。洞窟を通じて見える水平線が鏡に映った別の景色に見えることから「明鏡洞」と名付けられたといわれています。かの有名な室町三代将軍・足利義満もこの地を訪れたという言い伝えがあるそうです。
これが明鏡洞です。写真の構図が下手なためかあまり鏡になっている感じはしませんが、洞窟の奥に見える海面はなんだか別世界を覗いているような感覚になります。アニメとか漫画に出てくるような異世界に繋がる鏡のようなイメージです。とても神秘的で美しい洞窟です。
近づいてみました。
さらに近づいてきました。本気出せば洞窟を通過することができそうですが、かなり海が深くとても危険です。通ってやろうという人は自己責任でお願いします。
近くに小さな山があったので登ってみました。展望台もあり、日本海を見渡すことができます。
明鏡洞のすぐそばには城山海水浴場があり、数多のサーファー達がこぞって集まっていました。サーファーにとっては良い波が来る有名な場所なのでしょうか。けっこう広い海水浴場であり、夏には海水浴客でかなり賑わってそうな感じでした。
熊川宿
明鏡洞から車で一時間弱走らせて鯖街道・熊川宿へと向かいました。江戸時代において、若狭湾で取れた鯖が行商人に担がれて徒歩で京の都へと運ばれてきた背景から、小浜と京都を結ぶ道を鯖街道と呼ぶようになりました。
熊川宿は鯖街道の宿場町として整備され発展してきました。現在は古い町並みや多くの伝統的建造物が保存されており、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。そんな歴史的背景をもつ熊川宿を散策し、昔栄えた時代に思いを馳せてみました。
とりあえずお腹が減ったので腹ごしらえに名物・鯖寿司を食べました。鯖と酢飯の絶妙なコラボレーションが素晴らしかったです。一口噛みしめるごとに昔栄えた鯖街道に思いを馳せずにはいられませんでした。
熊川宿散策開始です!古い町並みは江戸時代にタイムスリップしたような気分にさせてくれます。
とても落ち着いた雰囲気で良い場所でした。歴史好きな人や落ち着いた町並みが好きな人にはオススメのスポットです。
公式HPが非常に充実しておりますので、事前にしっかり勉強してから観光したい人は是非アクセスして予習すると良いでしょう!
日本海おさかな街
たくさん歩いてお腹が減ってきたのでお昼ご飯にと日本海おさかな街へ。熊川宿から車で45分程度です。日本海おさかな街は日本海側最大級の海鮮市場で約70店舗が集結しています。
とにかく情報量が多くてくらくらします笑
とても活気に満ち溢れた市場で、売り子の人もいい人ばかりでガンガン試食させてくれます。
今回は市場内のよって家でお昼ご飯。めちゃくちゃ豊富な種類のメニューのなかから漁火丼を注文。日本海の海鮮がふんだんに使用された絶品です。
めちゃくちゃうまい。。。
とにかく箸を動かす手が止まらないです。。。ご飯の量も多く満腹になります!
遅めのランチタイムのためにお腹が空きすぎていたのもあいまってすっごく幸せな気分になりました。他にも非常にたくさんの種類の海鮮丼があったのでいつかは全メニュー制覇したいなと思っています(無理)。
店舗情報
店名:よって家
住所:福井県敦賀市若葉町1丁目1531番地
TEL:0770-20-0357
営業時間:9:00~18:00(日本海さかな街に準ずる)
定休日:基本的には無休ですが施設点検のためにお休みになる日もあり。詳しくはコチラ。
越前海岸
海鮮丼を楽しんだあとはひたすらドライブ♪ひたすら越前海岸沿いのR305を北上していきました。長時間のドライブです。特に越前・河野しおかぜラインからの日本海の眺めはサイコーであり、オープンカーで恋人を助手席に乗せてドライブするととっても喜ぶこと間違いなしです。
途中車を下ろして散策してみました。目の前に一面の日本海が広がる光景はいつまでも眺めていられそうです。
漁港があったので軽く散策。人はまばらで静かな雰囲気でした。
東尋坊
長時間の海岸沿いのドライブを終えると今回の目玉スポットである東尋坊に到着です。
東尋坊の岩は国の天然記念物に指定されています。岩の名称は複輝石安山岩の柱状節理で、これだけ大きな規模の柱状節理の安山岩は日本でもここ一ヶ所だけであり、世界的にも非常に珍しいそうです。日本海の荒波が断崖絶壁に飛び散る様が特徴的であり、波の浸食を受けた芸術的な岩が形成されています。
東尋坊の地名の由来はは乱暴あるいは恋愛関係で恨みを買って此処から突き落とされた平泉寺の僧の名前によるそうです。また、自殺の名所としても有名であり、救いの電話が設置されています。
特徴的な岩が目の前に広がっています。特に立ち入り禁止区域は設定しておらず、自己責任でどこまでも行けるようになっています。
自殺の名所ではなくカップルの名所ではないか!?と疑いたくなるほどのカップル率でした。夕暮れ時を狙ったのも理由の一つかもしれません。
日が暮れてきました。
勇気を出して下を覗いてみました。落ちたらただでは済まなそうです…。自身の落下だけでなく落とし物にも注意です。
地平線上に夕日が沈み始めました。
沈みました。今日も一日明るく照らしてくれた太陽に圧倒的感謝。
今回は乗らなかったのですが、遊覧船クルーズもできるようです。海上から見上げる東尋坊もさぞかし圧巻の光景でしょう。興味ある人は是非。
詳しい情報は公式HPまでお願いします。
この後、今回の宿泊地であるあわら温泉に向かいました。旅館では夕食を頼んでいなかったのであわら温泉郷にあるお店で晩ごはんを食べました。
楊々餃子
地元で人気の餃子のお店。比較的新しい店なのか内装がかなり綺麗でした。店内には地元客と思われるグループと観光客と思われるグループがいてとても賑わっていました。
写真は小籠包。ジューシーな肉汁がビールを美味しくしてくれます!旅の締めに幸せな気分にさせてくれます。
店舗情報
店名:楊々餃子
住所:福井県あわら市田中々18-5
TEL:0776-78-6605
営業時間:17:00~23:00(L.O. 22:30)
定休日:木曜日(第二水曜日)
お店のHPで詳しい情報などが見れます。
なん・なん亭 あわら本店
ビールを飲んで締めのラーメンが欲しくなったので二軒目に。(食べ過ぎ)
店の看板メニューらしいかつとんラーメンを注文。カツとラーメンという組み合わせはなかなか斬新です。いい意味でジャンキーさがあり、ほろ酔いの状態でがっつくのには最高の味です。地元に愛されている味だなあというのを実感しました。
店舗情報
店名:なん・なん亭 あわら本店
住所:福井県あわら市舟津10-29
TEL:0776-77-3814
営業時間:10:00〜23:00 (L.O. 22:45)
定休日:年中無休
お店のHPで詳しい情報などが見れます。
まとめ
この日は福井の自然を満喫する行程が多かったかなという感じです。天気に恵まれた日であり、日本海と豊かな自然の組み合わせを思い切り楽しむことができ、とても充実していました。車に乗っている時間がかなり長かったのですが、日本海の絶景を楽しみながらのドライブだったので全く飽きることがありませんでした。
二日目は移動は控えめに福井市内周辺をじっくり楽しむという一日目とは対照的なプランになっていますので合わせて読んでくれるとたいへん嬉しいです!『福井県旅行記二日目』へ!