今回は春休みのある日に、近畿圏の某所から青春18切符を用いて岡山県の備中エリアを中心に観光してきたので、その内容について取り上げようと思います。朝早くから夜遅くまでがっつりプランですが、18きっぷ旅行ゆえ多くの時間が鈍行列車の中で過ごしていました。
鍾乳洞、城下町、美しい景観を持つ街並みなどなど、多種多様な見どころに訪れてきました。そんな魅力いっぱいの備中エリアについて多くの人に知ってもらい訪れてくれたらと思います!
備中エリアについて
「備中」とは旧国名の一つであり、「備前」「備後」とあわせてかつては吉備国と呼ばれていました。みんな大好き「きびだんご」の「きび」ですね。吉備国は現在でいう岡山県に対応する国であり、備中エリアは県西部に位置するエリアになります。
エリア最大の都市である倉敷は白壁の町並みが残る倉敷美観地区や、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋などで知られています。中国地方で三番目の人口を擁し、中核市に指定されています。観光都市である一方、製造品出荷額は西日本(近畿地方以西)の自治体の中で最も多く(2014年)、西日本を代表する工業都市でもあります。
行程
関西某駅⇒(JR)⇒井倉駅→井倉峡⇒バス⇒満奇洞⇒バス⇒井倉駅⇒(JR)⇒備中高梁駅→美観地区→[昼食:五万石]→備中高梁駅⇒(JR)⇒倉敷駅→美観地区→倉敷駅⇒(JR)⇒[夕食:えきそば姫路駅店]⇒(JR)⇒関西某駅
18きっぷ旅行の宿命か、たくさんの見どころに行きまくる!ってことはできずにゆったり散策する感じのプランになりました。時間の見積もりをミスってエリア最大の見どころである備中松山城に行くことができなかったのが最高の反省点です・・・。
旅行レポート
近畿圏の街からJR山陽本線・伯備線で井倉駅までやってきました。参考までに、大阪駅から井倉駅まで在来線で4時間半かかります。お金のある人は新幹線の利用もありでしょう。
井倉峡
井倉駅の駅舎。特に記すことない変哲のない外観です。無人駅。
井倉洞の看板です。ちなみに今回は井倉洞はスルー。
井倉駅から井倉峡まで歩きます。人も車も少なく非常に閑散として雰囲気。
高梁川です。
石灰岩の壁面がむき出しになっていて迫力があります。
空気がうますぎる~。
観光地っぽくなってきました。
私(ぼっち)以外に大学生グループらしき人達2,3グループとおじちゃんおばちゃんグループが数グループと非常に閑散としていました。人混みが苦手な人にオススメです。
美味しそうなあゆです。
川までおりてのんびりしていました。
井倉の滝です。
井倉峡を散策した後に駅まで戻りバス停にてバスを待ちました。
満奇洞
アクセスについてまず注意点ですが、
井倉駅から満奇洞までのバスは平日4本、休日は3本しか運行していません!
時間管理には要注意です!今回は11:53発のバスに乗りました(土曜日ダイヤ)。
所要時間は約40分。運賃は460円。時刻表は備北バスHPまで。
満奇洞は比較的古くから開発がされており、奥には地底湖が広がる全長約450mの鍾乳洞です。歌人・与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と詠んだところから「満奇洞」と言われるようになったそうです。洞内延長はそれほど長くはないですが、洞窟博物館といわれるほど洞内は変化に富んでいます。水が地球に刻んだ造形の画廊で、まさに何億年を経て変化してきた鍾乳洞であります。
入り口はまさに洞窟!って感じです。
以下、めくるめく満奇洞ワールドをお楽しみください。もう言葉はいらないですね。
あまりにも幻想的な空間でした。別世界にワープしたような感覚で現実感がない場所でした。何億年も前から宿る自然のパワーをもらってなんだか元気になりました。
帰りもバスです。バス停には数人程度しかいなかったです。魅力的な場所なのになぜか人が好少ない・・・。場所的にマイカーで来る人の方が圧倒的に多そうでした。
時刻表はこんな感じで本当に辺鄙な場所であることがわかります。終バスの時間に注意!時刻表はこちら。
ちなみにここで目的のバスをうっかり逃してしまい、備中松山城へ行くことを断念してしまいました・・・。計画をもった旅行を心がけましょう・・・。
井倉駅からに戻ってから、電車で備中高梁駅まで移動しました。(所要時間25分程度)
満奇洞
入洞料金:大人 1,000円 中学生 800円 小学生 500円
※障がい者・団体料金もあります。詳しくはこちら。
入洞時間:8:30~17:00(入洞16:30まで)
備中高梁
備中の小京都と呼ばれる城と川と踊りの町・高梁は、かつては備中の中心地として栄え、日本一高い位置に現存する備中松山城をはじめ数多くの長い歴史と文化の薫りを漂わせています。
今回は残念ながら備中松山城に行くことができなかったので、のんびり小京都の街並みを散策し、遅めのランチをとることにいたしました。
備中高梁駅。観光の街だけあって観光案内所が充実しておりました。
商店街。
こんな楽しそうな研究室に入りたかったなあ(遠い目)。
以下、備中高梁の美観地区です。
特別何かがあるってわけではないのですが落ち着いた街並みでまったりした気分になりました。
アニメの聖地になっているそうです。
お腹が空き過ぎてしまったので遅めのランチです。
五万石
お好み焼きや焼きそばのお店です。地域に根付いたような雰囲気でした。
高梁名物・インディアントマト焼きそば(630円)を注文。
カレー風味の焼きそばと高梁産のトマトを使用したトマトソースとの調和を楽しめます。地域に育まれてきたような昔ながらの味わいで、旅の疲れを癒してくれる逸品でした。特にトマトソースの酸味が体にしみました。備中高梁名物B級グルメ、是非観光の際には口にしたい逸品です!
店舗情報
店名:五万石
住所:岡山県高梁市鍛治町125
TEL:0866-22-3310
営業時間:[火~金]10:30~21:30 [土・日・祝]10:30~20:30
定休日:月曜日
お店のHPで詳しい情報などが見れます。
お腹を満たした後は、最後の目的地・倉敷へ。備中高梁駅から倉敷駅まで電車で移動です。(所要時間35分程度)
倉敷美観地区
倉敷美観地区は、倉敷市にある町並保存地区・観光地区です。江戸時代に幕府の天領に定めれて以降、備中国南部の物資の集散地として発展した歴史があります。今なお当時の景観は保たれており、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
今回なんと偶然にも倉敷春宵あかりが実施されていました。倉敷春宵あかりは二月下旬から三月中旬ごろに夜の倉敷美観地区一帯を様々な和の灯りで演出するイベントで、特に毎週土曜日には和傘やキャンドル等の灯りが倉敷川畔を飾ります。今回はちょうど土曜日ということで全く意図していなかったのですが、たまたま倉敷春宵あかりを楽しむことができました!ラッキー!!!このブログを見た人は是非この倉敷春宵あかりを狙って訪れることをオススメしますよ!
倉敷美観地区に関する情報は以下からどうぞ!
倉敷美観地区散策開始~♪
お洒落なカフェが点在していました。
ギャラリーも点在しておりアーティスティックな雰囲気を漂わせていました。
倉敷春宵あかりの目玉、和傘のライトアップです。美しい。。。
遊覧船も風情があって美しいです。
一般客も乗れるようです。
ただでさえ美しい街並みがライトによって彩られて一層魅力的に映ります。
カメラガチ勢がひしめいていました(笑)。
窓の奥に映る和傘。映えますなあ~。
色とりどりのライトアップにシャッターを押す手が止まりません。
寒くなってきたので電車で自宅に帰りますー。帰路に姫路駅で途中下車しえきそばを食べました。
えきそば姫路駅店
夕食の姫路名物・えきそば。
詳しくは、【姫路城大改修中】姫路旅行記【西の比叡山】(2014.5.3)で取り上げています。
まとめ
最大の目的地である備中松山城にバスの時間を逃して見に行けなかったり、偶然にも倉敷春宵あかりを楽しむことができたりとかなり行き当たりばったりな旅行記になりました。このブログを読んでくれた皆様には是非計画を綿密に練ったうえで、いいとこどりをしてくれるとより楽しい旅行になるのではないのでしょうか!
訪れる人をあまり聞かない備中エリアですが自然や歴史・文化など魅力に溢れた場所だなーと今回の旅行で感じました。ぜひぜひ多くの人が足を運び、このエリアを楽しんでくれたら嬉しいです!