日帰りで丹沢山に登ってきました。丹沢山は神奈川県の屋根ともいわれる丹沢に属する山であります。
丹沢は神奈川県の面積の約6分の1を占める広大な山域です。標高こそ最も高い蛭ヶ岳で1673 mですが、海岸近くからせり上がっている地形なので予想外に厳しいコースが多いです。
山頂付近がブナに覆われている山が多く深山の趣がある一方、相模湾や東京を眼下に見下ろす大展望台としての性格も兼ね備えており、多種多様な表情をもつ山域であります。
目的とする山やコースも非常に多様であり、またアクセスの良さから何度も丹沢に訪れる丹沢ファンが多いようです。
今回は大倉から通称バカ尾根ともよばれる登り一辺倒の大倉尾根を行き、塔ノ岳、丹沢山を通過、丹沢三峰を登降して宮ヶ瀬へと抜けるコースを行きました。標高差1,200 mを登るため日帰りとしてはタフなコースであり、健脚者向けです。体力に自信のない方は山泊を挟むことをオススメします。
【基本データ】
○丹沢山
日本百名山
標高 1,567 m
所在地 神奈川県相模原市緑区・山北町・清川村
【登山情報】
・[行き] 小田急・渋沢駅下車→渋沢駅北口バス停から大倉バス停まで15分程度。
大倉バス停付近にはトイレ・登山届ポストあり。
時刻表はこちら
・[帰り] 三叉路バス停から本厚木駅バス停まで50分程度。
時刻表はこちら
・登山適齢期は4月下旬~11月中旬
丹沢に関する情報や登山ルートなどが詳しく説明されています。
・風呂:宮ヶ瀬Resort旅館みはる(046-288-2727、公式HP)
宮ヶ瀬登山口から徒歩30分程度
自然界に存在する放射性元素を含む天然鉱石の中で、もっともイオン化作用(生体活性作用)の強いとされる薬石光明石を主たる泉源体として出来たものだそうです。
効能は神経痛・リユマチ・肩こり・冷え症・腰痛・痔・産前産後の冷え症・疲労回復など。営業時間:11:00~20:00
入浴料:大人1,000円、小学生以下700円
クーポンを利用することでお得に入浴可能です!
【山行ルート】
※PT…20代男性1人
2018.4.29 天候:晴
大倉バス停(7:00)→見晴茶屋(7:40)→堀山の家(8:30)→花立山荘(9:00)→塔ノ岳(9:40)→丹沢山(10:50)→宮ヶ瀬(15:00) (CT 8:00)
標高差1,200 mの登りは人によってかなりCTに差が出ると思われます。参考程度に。
【山行レポート】
小田急・渋沢駅からバスで大倉まで移動。GW二日目&晴天とあって多くの登山客が賑わっていました。
バス停付近はトイレや登山届ポスト、ビジターセンターもある登山拠点となっています。ここで登山の準備を万端にしていざ出発です!
丹沢大山国定公園のエリアへと入っていきます。この付近の標高は約300 m。4月下旬にしては暑い日であり、既に汗ばんでいました。
しばらくは舗装路を進みます。
最初の分岐。左側に進むとトイレやキャンプ場があります。今回は右へ。
見晴茶屋にて休憩。建物は閉まっているようでした。ちなみにこのタイミングで一眼レフにメモリーカードが入っていないことに気付く。。。ただの重荷を背負っての山行に。
さあ、いよいよバカ尾根こと大倉尾根を登ります。
見上げると本当にうんざりするほどの単調な登りが続きます。単独行なので中々メンタルえぐられます。。。
道は木々に覆われておりひんやり涼しい感じ。
時折ほっとするような平地に。
駒止茶屋を過ぎたあたりから西側の展望が開けてきます。富士山の姿が!
写真と文章が省略されていますが、うんざりするほど果てしない登りを経てきました。堀山の家に到着です。
この時点で標高1,000 m程度。だいぶ登ってきました。
かなり展望が開けてきました。いい天気ですなあ♪
花立山荘ではかき氷が売られていました。しかしなぜか我慢しました。この景色で食べるかき氷は別格だろうなと少し後悔。
西の方に佇む富士山。個人的にはあまり富士山を望める山に登ることは多くなかったのでかなりテンション高め。
まだまだ登ります。
素晴らしいの一言。
展望を楽しみつつ標高を稼いでいるうちに塔ノ岳に到着です!
かなり展望雄大なピークであり、ここを目的とする人も多いようでした。
丹沢主脈をすすみ丹沢山を目指します。
塔ノ岳から丹沢山へと向かう道は景色も抜群で丹沢の魅力を堪能できました。
そしてついに今回の目的ピークの丹沢山に到着!大倉尾根を苦労して登りつめてきただけあって喜びもひとしおです。
展望としては先程の塔ノ岳の方が良いのですが、こちらの方が平たい場所が多く、お昼寝を楽しんでいる人も多く見受けられました。
私はビールを一杯!くぅ~お疲れ!
神奈川県最高峰の蛭ヶ岳へ行く元気は流石になく、、宮ヶ瀬方面へと下ることにいたしました。
宮ヶ瀬方面への下りはあまり展望の開けたような場所はなく、淡々と同じような道を下る感じでした。
長い。
心を無にして長い下り道を終え、登山口に着きました。この下山道は時折はしごや鎖があるため初心者は注意です。
この後近くの三叉路バス停から本厚木駅へとバスで帰りました。かなりのロングコースで疲労困憊状態でした。。。
【まとめ】
今回は大倉尾根を攻め、塔ノ岳・丹沢山へと登るド直球な山行ルートとなりました。登りはなかなかに大変でしたが、雄大な展望や丹沢の深遠さを全身で感じられるコースであり、達成感も相まって非常に気持ちが良かったです。
今回見た景色は丹沢のほんの一面に過ぎません。神奈川県の尾根ともいわれる広大な面積をもつ丹沢は縦走、長大な尾根、無数の沢などなど色々な楽しみ方ができる山域であります。何度も何度も訪れる丹沢ファンが多いことからもうかがえます。
私も次回丹沢に訪れる機会があれば違った角度から楽しんでみたいなあと思います。この記事を読んでくれた人も、今回の山行を辿ってみるのもよいですし、別の楽しみ方をするのもよいです。全ての人達を楽しませてくれる懐の深さが丹沢にはあります。
以上、丹沢山登山記でした!