播磨アルプスこと高御位山(たかみくらやま)に登ってきました。
高御位山は兵庫県の姫路市と加古川市の境に位置する山であり、両市の最高峰の山です。その迫力ある山容が魅力的であり、関西百名山に指定されています。高御位山から鷹ノ巣山にかけては、播磨アルプスと名付けられ、険しい岩尾根が続いており、登山者の人気を集めています。
馬蹄形に派生する尾根はすべて岩稜であるため、常に百点満点の眺望が楽しめます。播磨工業地帯のかなたに見える瀬戸内の島々、姫路城や播州高原の山々も見渡すことができ、歩いていて非常に楽しい場所です。
今回はJR曽根駅から登山口のある鹿島神社まで舗装路を歩き、鹿島神社から登るルートにしました。稜線に出たのちに、鷹ノ巣山、高御位山と播磨アルプスを堪能し、高御位山から下山し長尾登山口に降りる山行でした。
午前中に別の山に登っていたため今回はかなり遅めのスタートです。また、真夏期としては曇りのためか涼しめの気候であり、比較的快適な山歩きを楽しむことができました。
基本データ
○高御位山
関西百名山
標高 304m
所在地 兵庫県加古川市・高砂市
登山情報
JR曽根駅から鹿島神社まで約3km
・登山適齢期は3月~6月中旬、9月中旬~11月
標高が低く真夏だと非常に暑いので避けた方がよいでしょう。
残念ながら登山口近辺にはお風呂がありません・・・。姫路駅か加古川駅まで出れば銭湯がいくつかあるようです。
こちらの登山マップが詳しい説明付きで非常に参考になります。
山行ルート
※PT…20代男性2人
2015.8.30 天候:曇
曽根駅(15:00)→鹿島神社(15:30)→鷹ノ巣山(16:00)→高御位山(17:00)→長尾登山口(18:00)→曽根駅(18:40)(CT: 3:40)
山行レポート
JR曽根駅から登山口のある鹿島神社まで向かいました。
曽根駅から登山口までのルートになります。
舗装路を歩くことにはなりますが、麓から播磨アルプスの険しい岩尾根を仰ぎ見ることができ、今からあの岩峰に登るんだ!と意気込みが高まってきます。
しばらくのどかな舗装路を歩くと鹿島神社に到着します。一願成就・合格祈願の神として信仰されており、厳かな雰囲気に包まれています。詳しくは公式HPを見てください。
良い雰囲気の神社なので登山前にぶらりと散策するのが良いでしょう。
象徴的な大鳥居をくぐると本格的に登山開始です。登山口までは「鹿島~長尾ハイキングコース」の案内板を参考に進みます。
稜線に出るまではせっせと標高を稼ぎます。
遠くに高御位山を望みます。
名物・百間岩を進みます。なかなかの急登で歩きづらいので足元に気を付けて歩きましょう。踏み跡を頼りに一歩一歩踏みしめていくのが良いでしょう。
尾根上から山麓を見渡します。標高を稼いできたことがわかります。
遠くに瀬戸内の工業地帯が見渡せます。
播磨アルプスの名前に相応しい、迫力ある岩稜です。けっこうアップダウンがあるためペースに気を付けて景色を楽しみながら進みます。
このあたりから一層眺望が開け、常に景色が楽しめる心地よい縦走路になります。
アルプス感でてます。
あの二つのピークを登るのか・・・。と少し身構えます笑。
迫力ある山容です。
高砂市方面を見下ろします。瀬戸内の街は雰囲気良くていいですね。
アップダウン多くて足に来ます。
道がはっきり見える縦走は大好きです。
綺麗な直線路に目を奪われます。
鷹ノ巣山が見えます。
今回の最終目的地である高御位山に到着です。
山頂には岩場を磐座としていた高御位神社があるほか、バイオトイレも設置されています。
山麓がさっきまでと角度が違って見え、街を取り囲む山々を縦走してきたのを実感します。
完全に山の名前が消えてしまっています・・・。今後来るときは綺麗に治っていることを期待。
夕暮れ時&工場風景の組み合わせ、最高です。
ここから小高御位山へとさらに縦走を続けてもよいですが、今回は日暮れが迫っていることから、ここで下山開始し、長尾登山口へと降りることにしました。
日暮れが迫っています。
岩場が非常に多い道です。写真が撮れませんでしたがロープが設置されるほど急な岩場もあり、最後まで気を抜かずに下山しましょう。
最後に草木の生い茂る道を抜けると登山口です。
分かりにくいですが長尾登山口です。高御位山だけの登頂を目的とするならここからが最短ルートです。
ここからは曽根駅まで舗装路を歩いて帰路につきます。振り返ってみると縦走してきた播磨アルプスを見渡せます。あんなところ歩いてきたんだ・・・って気分になります笑。
まとめ
今回は兵庫県高砂市・加古川市最高峰の高御位山に登ってきました。アクセスが簡便で標高が低いわりに、スリリングな岩場があったり結構なアップダウンがあったりで起伏に富んだ楽しいコースとなっております。
播磨アルプスの縦走路や鷹ノ巣山・高御位山の景観は見ごたえがある他、瀬戸内の眺めも素晴らしく、カメラを手にしてしまう場面の連続でした。ここまで身近ながら迫力ある景色を楽しめる山ってなかなかない気がします。ぜひ上級者にも訪れてほしい山であります。
今回は、真夏にしては非常に涼しく、登りやすい気候ではありましたが、春秋ぐらいの快適なシーズンに登ることをオススメします。また、ルートの多くが岩稜歩きになるので雨の日や雨上がりの日には特に慎重に歩くよう気を付けましょう。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!!!