京都のお祭りといえば祇園祭や葵祭、時代祭などを連想すると思いますが、なかにはかなり破天荒なお祭りもあるのです・・・。今回は京都三大奇祭のひとつである鞍馬の火祭に行ってみたのでその内容について取り上げようと思います。
鞍馬の火祭
京都三大奇祭の一つ。平安末期、祭神を京都御所から鞍馬の里に迎えた時の模様を現在に伝えているといわれています。
22日夕方に各家の門口にかがり火が焚かれ、午後6時から子供の手松明が町を練り、やがて武者わらじを履いた里人たちが大松明をかついで 「サイレイ、サイリョウ」のかけ声とともに町内を練り社頭に集まります。その火の粉の中を2基の御輿が渡御し壮観を極めます。
また、23日には還幸祭が行われます。(京都府ホームページ)
・行催事開催日: 10月22日(時代祭と同日)
・行催事開催場所: 左京区・由岐神社
・交通アクセス: 叡山電車「鞍馬」駅下車400メートル
・由岐神社公式HP(TEL:075-741-1670)
お祭りの注意点
・鞍馬集落はかなり狭いため多くの見学者で溢れかえっており、場所によっては祭事の様子を満足に見ることができない可能性があります。特に鞍馬寺山門前は見学者が立ち止まることを禁止されるため、神輿が下るシーンなどを快適に見学することは難しいです。
・当日は鞍馬寺山門周辺の道路は一方通行規制が行われるので注意です。
・駐車場はろくにないのでマイカーで来るのは控えた方がよいです。
・鞍馬へと向かう公共交通機関は叡電鞍馬線のみですが、この路線は2両編成と輸送力が高くないために当日は増便こそなされるものの当日の夕方の鞍馬行きの電車は非常に混雑し、出町柳駅で長い待ち時間が発生します。帰りも同様にして鞍馬駅が大混雑します。早めの行動を心がけるとよいでしょう。(あるいは今回私がそうしたように自転車で訪れるかですかね(笑)。)
・臨時トイレが開設されることはなく駅などの常設トイレを利用することになるので注意。
・太鼓、松明、御輿など祭りに関わる物品は神が宿ると考えられているので、関係者以外が触れることは一切禁止です。
お祭レポート
参考にならない人の方が多くて申し訳ないのですが、、、今回私は自転車でここ鞍馬まで訪れました。坂道も多くレンタサイクルではしんどい…クロスバイク住んでる京都在住人にはオススメです!(笑)
ちなみに貴船口駅周辺の駐車場スペースが臨時駐輪スペースとして開放されます。思っていたより自転車で訪れる人が多くて驚きました。しかもママチャリで・・・。
鞍馬方面へと進みます。道端の松明が非日常感を醸し出しています。
舞台のようなものができていました。ここで祭事が行われるのでしょう。
10月下旬の鞍馬は冷えるのでたき火で暖をとります。
さらに進むと御輿の集団に鉢合わせました!人が多いのですが遠巻きにその圧巻の御輿を見ることができました。
叡山電鉄・鞍馬駅。電車で来る人はここからスタートです。おびただしい人です・・・。
進むにつれて炎の大きさが大きくなってきました。
大きな盛り上がりをみせています!ここでは一同足を止めて荘厳な儀式に集中します。
カメラを掲げる人達が目立ちます。
人だかりの向こう側に御輿が見えます。動く炎を見てるかのようです。
鞍馬といえば天狗。
祭りに懸ける熱い思いが後ろ姿からもメラメラと感じられました。
時々炎が間近まで迫ることもありますので火傷には十分注意です。しかし、祭りの人々は火傷しないのでしょうか、、、多少の火傷は痛くもかゆくもないって感じですかね、、、凄いとしか言いようがないです…。
まとめ
とにかく熱い!お祭りでした。炎の熱さだけではない、祭に命を懸ける男たちの熱気に私も圧倒されてしまい火傷してしまいそうになりました。とにかく凄いパワーでした・・・。
このような大規模な火祭は全国的にも珍しく一見の価値ありです!10月22日ピンポイントのイベントですが、是非日にちを合わせて鞍馬に訪れ、圧倒的熱量を多くの人に浴びてほしいです!